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はじめての本格撮影用ドローンは「Mavic Air」がおすすめ

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MavicAir

あなたが写真好きで本格的な空撮ドローンの購入を考えているなら、最初の1台目はMavic Airがおすすめです。

特に通常は一眼レフやミラーレス一眼を使った風景写真作品がメインで、空撮にも少しチャレンジしてみたい方。
また、本格的に空撮用ドローンに手を出すべきか迷っている方が使って見るには、コスト的にも性能的にも優れたバランスを保っています。

実際に購入するようであれば、予備のバッテリーが2つ追加され、同時に複数のバッテリーを充電できるハブなどの付属している「 Fly More Combo」と呼ばれるセットが良いでしょう。

市場価格はタイミングにもよりますが、Mavic Airの通常モデルが10,4000円。Fly More Comboが145,700円でしたが、発売から約1年が経過してFly More Comboで13万円以下になることもあり非常にコスパの高い機体となっています。

 

写真好きの空撮入門機にSparkではなくMavic Airをおすすめする理由

 

DJIドローンラインアップ

DJIのドローンには入門機のSparkからMavicAir、MAvic Pro、Mavic Pro Platinum、Mavic2 PRO、Mavic2 Zoom、Phantom4 Pro、Inspire 2など多くのモデルがありますが、入門にMavicAirがなぜオススメと言えるのか、その理由をまとめてみたいと思います。

 

DJI入門機Sparkよりもコンパクトで高性能

折りたたむことでDJIのドローンの中で最廉価モデルの入門機Sparkよりもコンパクトに収納する事が可能で、バッテリー持続時間、伝送安定性の強化、障害物感知、3軸ジンバル(ブレ補正)、画質(4K 30fps、2.7k60fps、フルHD120FPS、静止画RAW撮影(1200万画素)など業務運用のサブ機としても使える性能を持っています。

対するSparkは動画がフルHD(30FPS)、静止画はJPEGのみでジンバルも2軸です。

飛びものラジコン(おもちゃ)としてドローンを楽しみたい方、特にトイドローンからよりきれいな動画撮影に興味が出てきた方であれば、Sparkも十分に満足できるモデルです。

しかし、既にミラーレス一眼や一眼レフで写真や動画を撮影し、RAW現像などの技術を持った方が初めて手に取る「フライングカメラ」の入門機としてはSparkでは少し物足りないでしょう。

1/2.3インチCMOSですので、ダイナミックレンジや階調性の面ではSparkのJPEGではどうしても上位機種に劣る部分が発生します。RAW撮影が可能であれば理論上、現像時にセンサーのポテンシャルを最大限に生かした画像を書き出すことが可能です。

また、RAW現像ソフトの進化によって将来的に現在よりもディテールを犠牲にせず低ノイズでの画像生成が可能になる可能性もあります。フィルム時代のポジを保管するように撮影画像のストックが可能となるのです。

また、アート写真の表現素材としてもRAWであれば、表現の幅が広がることは間違いありません。

 

MavicAirは上位機種のMavic2に比べて半額程度でリーズナブル

資金的に余裕があるのであれば、Mavic Airと同様に単焦点ですが、1インチセンサーを搭載するハッセルブラッドのカメラを備えたMavic2 Pro。1/2.3センサーながら光学2倍、ロスレス4倍ズームを備えたMavic2 Zoomがオススメです。

サイズはふた回りほど大きくなりますが、電波の安定到達距離や飛行時間、画質についても非常に優れており、カメラでいうと4/3とフルサイズくらいの性能差はあり、資金が潤沢な方の撮影機材として考えるのであればMavic2がオススメと言えます。

しかし、価格は単体でMavic2 Proが19万4千円。Zoomで16万2千円となり、予備バッテリーや充電ハブなどが揃った別売りのFly Moreキットを購入すると、さらに45,900円が加算されますので、その時点で20万円〜24万円の出費。

さらに国土交通省のDID包括申請のために必要となるプロペラガードなども別売り、追加でNDフィルターなども考えると下手をすると30万円近い出費となるため、予算もMavicAir Fly More Comboが145,700円の2倍以上が必要で、試験的に購入したり、無茶をして墜落させると1発で破損する機材としては少し敷居が高くなるはずです。

また、やや大型となるPhantomも価格的にはMavic2Proと同等。さらに重量も重くかさばるため業務として使用するならともかく、カメラ好きが気軽に持ち運べるサイズ・重量をオーバーします。

Spark Fly More Comboが実勢価格が約7万円ですので、MavicAirもSparkから見ると2倍近いとはいえ、プロペラガードなどもついており、後はスキッド(ランディングパッド)とNDフィルターを1万円程度で購入すれば、最低限必要なものは全て揃えられます。

7万が14万になるのと14万が30万になるのでは、地方公務員の手取り初任給1ヶ月分ほどの違いがあるため、その差は大きいものです。

Mavic AirはRAW撮影&ブラケットが可能

Mavic Airのカメラ性能は1/2.3インチCMOSにシャッタースピードが8秒から1/8000、ISOは100~3200。
レンズは35 mm判(フルサイズ)換算24 mmの単焦点F2.8のレンズとなっています。

上位機種のPhantom 4 PROやMavic2 Proのように、フォーカス(ピント)や絞り(被写界深度)を操作することはできず、パンフォーカスで固定されています。

晴天時など光量がオーバー(明るすぎる)な環境で動画撮影時やシャッタースピードをコントロールしたい場合、別売りのNDフィルターを使用してコントロールすることになります。

カメラをMモードに変更した場合に設定できるのは、シャッタースピードとISO。カメラのチルト-90~+17度(ほぼ水平からやや上、その地点から機体の真下)までの範囲です。

フォーカスが固定されていることで表現の幅が多少狭まることが考えられますが、一般的なドローンでの空中からの撮影であれば、近景にピントを合わせて背景をぼかしたりすることは稀ですし、慣れないうちはスムーズな機体のコントロールで手一杯となり、カメラの設定までリアルタイムに設定する余裕がありません。

最初は飛行させるのに手一杯で、スマートフォンの画面ではピントの確認ができていないことも多く、旅先で最高の撮影をしたつもりで帰宅し、PCやテレビなどで再生してピンぼけ動画(写真)しかなかったら、ショックは大きいことでしょう。

Mavic Airのカメラは1/2.3インチCMOSセンサーですので、PhantomやMavic2 Proの1インチセンサーほどのボケや描写・表現力はありません。そういった意味では逆に設定が不要なパンフォーカスのほうが都合の良いことも多いです。

価格が近い上位機種では初代の「Mavic Pro」もありますが、伝送距離と安定性が大幅にアップし、フライト時間が延長する代わりにカメラ性能は若干劣っているようです。

Mavic Proは1/2.3インチCMOSという点では同様ですが、レンズの画角が35 mm判換算24mm、f/2.2 となります。
弱点は「逆光に非常に弱くレンズフレアが汚い点」と言われています。
また、動画のビットレートが「Airが100Mbpsに対し、Proは60Mbsp」というところも少し残念なところです。

ただ、動画メインで主に業務での使用が中心という条件においては、飛行距離や伝送における信頼性の高いPro優位性があります。特に国土交通省に包括申請を行なった後、目視外飛行を視野に入れるとなると大きな差となるでしょう。

Mavic Airは「本格的な空撮の入門機」「視界内エリアでの空中三脚」として考えた場合、価格も必要なものを揃えて、10万円台前半収めることができる強みがあります。
Mavic ProのFly More Comboでは169,800円となり、これにNDフィルターなどを加えるとその差はかなり大きくなります。

この額を余裕を持って支払えるだけ資金的に余裕があるのであれば、最初からMavic 2 ZoomやMavic 2 Proを購入するほうが良いでしょう。

そういった意味では、写真に興味がある方が中途半端な廉価版一眼レフではなく、手頃なマイクロフォーサーズのミラーレスなどから始め、写真に本格的に打ち込み画質を重視するようになればフルサイズ機を購入するように、コンパクトなMavic Airで撮影に慣れておいて、その後に目視外飛行やより高画質の写真を取る必要が出てきた際、上位のMavic 2 ZoomやMavic 2 Proにしたほうが、その後に使い分けも可能で、後悔が少ないはずです。

マイクロフォーサーズセンサーのカメラを搭載するINSPIRE 2など上位機種を退けば、一般ユーザー向けのドローンのオプションパーツは基本的にその機種専用となるため、中間的なモデルで装備を整えてしまうと、上位機種に買い替えの際に全てのコストが無駄になりやすいというリスクがあるため、デジカメよりも互換性が少ない点も覚えておきましょう。

 

マイクロフォーサーズミラーレス機のような携帯性

MavicAirは初代のMavicProに匹敵するカメラ性能を持ちながら、折りたたんだ際に上位のMavic ProやPhantomよりもコンパクトであることはもちろん。入門機のSparkと比較してもコンパクトなサイズ感になっています。

これこそがMavic Airの最も優れたポイントであることに間違いありません。

AirというとアップルのパソコンMacbookAirが思い出されます。
MacbookAirはスペック機能面は劣るものの、MacOSを搭載する実用機の携帯性においてはProに劣らない人気を持っていたことと同じ優位性がここにあります。

カメラでいうならば、フルサイズのカメラに比べて軽量コンパクトであるため、常に携帯することができるマイクロフォーサーズシステムのミラーレスカメラのような感覚です。

もちろん、MavicAirは1/2.3インチCMOSであり、動画のフォーマットにも縛りがあるため、1インチセンサーのMavic 2 ProやPhantom4に比べると動画のフォーマットの汎用性、写真の立体感やRAW撮影時の補正幅や高感度耐性などは劣ってしまいます。

しかし、カメラバッグの隅どころか、ビジネスバッグなどにも気軽に携帯できるAirのサイズ的優位は他の機種の追随を許しません。

いくら高級一眼レフを所持していても、いざシャッターチャンスに恵まれた瞬間に持っていなければ、何も撮影することはできません。その瞬間に持っていなければポケットに入っていたiPhoneのカメラにも負けてしまうのです。

ドローン での空撮においても全く同じことが言えます。

それに私がMavic Airで撮影した1/2.3インチCMOSのRAWデータを使って見た感想ですが、想像していたほどは悪くありません。撮って出しのJPEG同士での画質装備ならいざ知らず、ミラーレスや1眼レフで写真のRAW現像の技術に秀でた方であれば、等倍で見るような特殊な鑑賞を行わない限り、素人が見ただけでコンデジ画質とわかるようなレベルにはならないはずです。

 

操作に慣れれば業務にも使用できる動画画質

Mavic Airで撮影できる動画や画像(4K 30fps、2.7k60fps、フルHD120FPS、静止画RAW撮影)は、使い所を間違えなければ実際にテレビや映画で使用することも可能な画質を持っています。

流石にネイチャー系のドキュメンタリー映画などで、高価なシネマカメラやInspire 2で撮影した映像と並べて使用した場合には画質の差は出てしまうでしょう。

しかし、実際に映像作品で使用する際にはカラー補正を行い、映像の中に空撮カットを挟んだり、フィルターをかけて使用するなど対応します。

機体の動きがややピーキーで、上位機種のようにゆるやかな動きの撮影に対応することは熟練が必要ですが、高価な機材のサブ機としてなら、十分に通用する空撮機です。

 

Mavic Airのライバル機は

Parrot『Anafi』引用:https://www.parrot.com/jp/doron/anafi

他社のライバル機としてはParrot『Anafi』が99,800円と競合する価格ではあります。

しかし、実際に写真撮影を念頭に置いた場合の画質、機体の安定性と障害物検知などの信頼性。

また業務に使用する場合は付属のラジコン保険ではカバーできないため、DJIドローンに付属する無償付帯賠償責任保険のような保険加入も必要となることから大きな価格的優位性はありません。

ロスレスズーム機能とカメラアングルを上に向けられることなど、面白い部分もありますが、少し決め手にかけるように感じます。

 

 

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

もちろん、カメラ初心者でありながら、フルサイズ一眼レフにLレンズを複数持つような方もいらっしゃるように、あらかじめ画質へのこだわりとサイズや重量などを物ともしない方であれば、1台目からPhantomやMavic2で良いと思います。

しかし、「入門機Spark以上にコンパクトでありながら高性能」、「上位機種に迫る性能を持ちながらリーズナブル」といった点から、MAvic Airが非常にバランスが良くコスパの良い機体であると理解していただけると思います。

本体や周辺機器だけでなく、機体購入時に加入できる機体保険などの価格も安く設定されています。

また、墜落などのトラブルの際、MavicAirは上位機種と比較して軽いため、物理的に周囲への被害が少なくすむというリスク軽減の意味でも、実際の空撮に慣れるまではこちらをオススメしたいという部分があります。

いずれにせよこれまでの機体のなかではずば抜けて優れているドローン ですので、買って後悔することは少ないはずです。

ただし、飛行には許可が必要なエリアやルールなどもありますので、撮影したい場所や飛行練習が可能な場所が確保できるかは確認したうえで、興味のある方はぜひ手にとって見ることをオススメします。

それでは。

 

 

 

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