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パナライカ「LEICA DG SUMMILUX 15mm / F1.7 ASPH」を作例付きレビュー

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15mmF1.7+GM1

パナソニックが販売する広角単焦点レンズの中でも、特に人気の高いLEICA DG SUMMILUX 15mm / F1.7 ASPHをご存知でしょうか。

LEICA DG SUMMILUX 15mm / F1.7 ASPHは、小型のマイクロフォーサーズボディを使っている方には、なかなか根強い人気のある広角単焦点レンズの1本です。

パナソニックが製造するマイクロフォーサーズシステム用のこのレンズは、コンパクトでありながら大口径で高精細な描写力を持ち、広角ならではの迫力ある風景写真や建築物、スナップなどの撮影に最適です。
また、数万円で入手可能な価格帯ながら、絞りダイヤルやAFのON、OFFスイッチを備え、ライカブランドの銘もあってか所有欲を刺激されるレンズです。
今回は、このLEICA DG SUMMILUX 15mm / F1.7 ASPHについて、私自身が撮影した作例を交えて紹介レビューしていきます。

LEICA DG SUMMILUX 15mm / F1.7 ASPHの特徴

LEICA DG SUMMILUX 15mm / F1.7 ASPHは、パナソニックが製造するマイクロフォーサーズシステム用の広角レンズです。

以下は、このレンズの主な特徴です。

詳しいスペックは各メディアやYouTuberさんたちも取り上げており、既出となりますし簡単にかいつまんで書いておきます。

  1. 15mmの焦点距離: このレンズの焦点距離は15mmであり、マイクロフォーサーズシステムでの換算焦点距離は30mmに相当します。広角レンズであるため、風景写真や建築物の撮影などに適しています。
  2. F1.7の大口径レンズ: LEICA DG SUMMILUX 15mm / F1.7 ASPHは、F1.7の大口径レンズであり、暗い場所での撮影や、被写体をボケさせたいときに優れた描写力を発揮します。
  3. 高精細な描写力: このレンズは、高精細な描写力を発揮し、特に中心部で非常にシャープな写真を撮ることができます。また、デジタル補正前提ではありますが歪みや色収差も最小限に抑えられています。
  4. コンパクトで軽量: LEICA DG SUMMILUX 15mm / F1.7 ASPHは、コンパクトで軽量なため、ポケットに入るほど持ち運びやすく、使い勝手が良いです。
  5. ライカブランドの高級感: このレンズは、ライカブランドが付いているためかこの価格帯のレンズの中では外観の質感にも高級感があり、絞りダイヤルやAFとMFの切り替えスイッチなど、上位レンズに近い機能を持ち、所有欲を刺激されるレンズです。

以上のような特徴を持つLEICA DG SUMMILUX 15mm / F1.7 ASPHは、手軽に購入できる価格ながら、高品質の広角単焦点レンズとして多くのユーザーから支持されています。

LEICA DG SUMMILUX 15mm / F1.7 ASPHはどんな写真に向いてるの

LEICA DG SUMMILUX 15mm / F1.7 ASPHは、広角レンズであり、F1.7の大口径を持つため、さまざまなシーンで優れた描写力を発揮します。以下は、このレンズが向いている写真の例です。

  1. 風景写真:フルサイズ換算の30mmと広角よりのレンズの特性を活かし、35mmや50mmと比較して広い範囲を写すことができます。特に、空や海などの自然風景を撮影する際に、その描写を活かして迫力のある写真を撮ることができます。旅のお供にも最適のレンズと言えそうです。

  2. 建築物の撮影:一般的な標準単焦点と比較して、建築物を広く写すことができるため、室内や屋外での建築物の撮影にも適しています。また、建物内の細部までしっかりと写せます。

  3. ポートレート写真:広角レンズとはいえF1.7の大口径を持つため、適度に背景をボケさせて、自然な背景を生かしたポートレート写真を撮ることができます。

  4. 夜景写真: F1.7の大口径を生かして、暗い場所での撮影にも優れています。また、暗い場所でも被写体を明るく写すことができるため、夜景やスナップ写真にも向いています。

以上のようなシーンで、LEICA DG SUMMILUX 15mm / F1.7 ASPHは優れた描写力を発揮し、高品質な写真を撮ることができます。

 

LEICA DG SUMMILUX 15mm / F1.7 ASPHのコスパはどうなの

LEICA DG SUMMILUX 15mm / F1.7 ASPHの価格は、他の同クラスの単焦点レンズとスペックと価格だけで比較するとやや高めです。
ただし、レンズの質や性能、ライカブランドの高級感を考えると価格相応ですし、今の市場価格で考えると十分にコスパの良いレンズといえます。

 

LEICA DG SUMMILUX 15mm / F1.7 ASPHのメリット

LEICA DG SUMMILUX 15mm / F1.7 ASPHは、以下のような部分が良いところです。
特徴部分と被りますが、簡単にメモしております。

  1. 明るいF1.7の大口径レンズ :F1.7の大口径を持つため、暗い場所での撮影や、前景や背景をぼかしたいときに優れた描写力を発揮します。

  2. 高精細な描写力:高精細な描写力を発揮し、非常にシャープな写真を撮ることができます。また、補正前提ではありますが結果的に歪みや色収差も最小限に抑えられています。

  3. コンパクトで軽量:このレンズはコンパクトで軽量なため、持ち運びやすく、使い勝手が良いです。

  4. ライカブランドの高級感:このレンズは、ライカブランドが付いているため、高級感があり、所有欲を刺激することができます。

 

LEICA DG SUMMILUX 15mm / F1.7 ASPHのデメリット

LEICA DG SUMMILUX 15mm / F1.7 ASPHは、一般的に高品質なレンズとして知られていますが、以下のような欠点もあります。

  1. ディストーション(歪み)がやや目立つ:撮って出しや純正ソフトで現像の際には気になりませんが、RAWで補正なしですと周辺部に向かって徐々に歪みが生じること。RAWでそのまま書き出す際には特に建築物や直線のある被写体を撮影する場合、ディストーションが目立つことがあります。レンズプロファイル的王子であれば、特に問題はありません。

  2. やや価格が高い: ブランドネームや高品質な素材や技術を使用して作られているため、他の低価格帯で販売されているマイクロフォーサーズレンズよりも価格が高くなっています。とはいえ、中古市場で3万円くらいから手に入るので、フルサイズの単焦点レンズの価格を知っている方からするとバーゲンプライスと言えそうです。

  3. 望遠撮影には向かない: 広角レンズであるため、当然ですが望遠撮影はできません。望遠撮影が多い方には向かないレンズかもしれません。

以上のような欠点がありますが、LEICA DG SUMMILUX 15mm / F1.7 ASPHは、高品質なレンズであることに変わりはありません。

 

 

 

LEICA DG SUMMILUX 15mm / F1.7 ASPHの作例

 

私自身がLEICA DG SUMMILUX 15mm / F1.7 ASPHで撮影した作例をいくつか紹介していきます。

ボディは最新のOM-1やGH6ではなく、2013年発売のマイクロフォーサーズコンパクトモデル「Panasonic LUMIX GM1」。
2016年発売の「OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II」を使用しています。

一部は地形を利用してブレを防いているものの、基本的に三脚なしで撮影。
LUMIX GM1については「ボディ内手ぶれ補正機能なし」、高感度についてもISO1600が限度といったモデルですので、最近のボディを使用されている方ならより失敗なく鮮明な写真を撮影することができるはずです。

 

 

 

風景・スナップ

ISO200 15mm F8 1/2000s(LUMIX DMC-GM1)RAW現像 手持ち
ISO500 15mm F8 1/60s(LUMIX DMC-GM1)RAW現像 (HDR風) 手持ち
ISO200 15mm F8.0 1/2000s(LUMIX DMC-GM1)RAW現像 手持ち
ISO200 15mm F1.7 1/16000s(LUMIX DMC-GM1)JPEG 手持ち
ISO200 15mm F11 1/500s(LUMIX DMC-GM1)RAW現像 手持ち
ISO200 15mm F8.0 1/1000s(LUMIX DMC-GM1)アートフィルター使用 手持ち
ISO200 15mm F7.1 1/250s(LUMIX DMC-GM1)RAW現像(シャドウアップ) 手持ち
ISO200 15mm F1.7 1/640s(E-M1 markII)JPEG 手持ち
ISO200 15mm F2.8 1/400s(LUMIX DMC-GM1)JPEG 手持ち

テーブルフォト・食べ物など

 

 

ISO200 15mm F2.8 1/60s(LUMIX DMC-GM1)JPEG 手持ち
ISO1600 15mm F1.7 1/40s(LUMIX DMC-GM1)JPEG 手持ち
ISO640 15mm F2.0 1/60s(LUMIX DMC-GM1)JPEG 手持ち

 

 

都市部 屋内

ISO800 15mm F4.0 1/250s(LUMIX DMC-GM1)モノクローム 手持ち

夜景

このレンズを使う方はF1.7という開放絞りを活かして、夜景を撮りたいと考えている方も多いことと思います。

私自身もGM1に装備し、旅先などで散歩しながら撮影を楽しむことが多いので、夜景用途で手持ち撮影を考えた際には有力な選択になるでしょう。

 

 

ISO1600 15mm F3.2 1/50s(LUMIX DMC-GM1)RAW現像 手持ち
ISO200 15mm F13 0.8s(LUMIX DMC-GM1)RAW現像 手持ち

 

 

 

 

ISO1600 15mm F1.7 1/40s(LUMIX DMC-GM1)RAW(DxO PureRAW DeepPrime) 手持ち
ISO1250 15mm F1.7 1/60s(LUMIX DMC-GM1)RAW現像(クラシック風) 手持ち

星景

ISO2500 15mm F1.7 10s(E-M1 markII)+ソフトフィルター RAW現像 三脚使用

 

 

最後に

LEICA DG SUMMILUX 15mm / F1.7 ASPHは、比較的手頃なお値段で購入できるライカ銘のレンズながら、高品質な写真を撮ることができる優れたレンズです。小型の広角レンズとしては画期的な描写力を持ち、F1.7の大口径を持つため、様々なシーンで高い表現力を発揮します。

私自身は義理の弟の結婚式の撮影を頼まれた際、スナップ用に持ち込むGM1と動画撮影用レンズとして購入しました。
式の撮影も無事に終了し、その後も処分することなく、GM1のメインレンズとして常用しています。

このレンズはやや広角寄りの標準画角ですので、少し前のスマートフォンのカメラ画角に似ています。大口径の特性を活かしつつ、風景や建築物、ポートレート、夜景など、多様なジャンルの写真を撮影することができます。
さらに、ライカブランドとしての質感の高さや色のりの良さ、ボケ表現など、このレンズならではの魅力もあります。

もし、あなたがコンパクトかつコストパフォーマンスに優れた機材で高品質な写真を撮りたいと思っているのであれば、LEICA DG SUMMILUX 15mm / F1.7 ASPHはぜひおすすめしたい一品です。このレンズを手に入れて、自分の写真表現を広げてみませんか?
きっと、新しい写真の世界が広がっていくことでしょう。

 

LUMIX GM1と組み合わせのみで使ってみた記事もこちらに掲載しているので、他の作例などにも興味がある方は併せて読んでみてください。

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