これから写真を趣味として始めたい思っているあなた。
各メーカーから色々なカメラが発売されており、どんなカメラを選べば良いのか迷っているかたも多いと思います。
私自身、これから趣味として写真を始めようと思っている方から、「どんなカメラ(レンズ交換式デジタルで)を買ったら良いか」と質問されることはあります。ちなみに私の結論を言うと「基本的には現行のレンズ交換式の機種であれば、どこのメーカーでも問題ないので、中級クラス以上の機種を選びましょう」と答えます。
そんなことを伝えるとどこで聞いてきたのか、
「本気で良い写真を撮るなら、カメラはやっぱりフルサイズじゃないとダメ?」
なんてことを聞かれる事もあるのですが、写真を上達するためにイメージセンサーサイズをフルサイズにしなくてはならない理由はありません。
正直にいうと車やバイク、自転車などと同じで、「使用用途に応じてカメラやレンズを使い分ける」という方法が一番良いとも言えます。
ただ、それぞれ予算もありますし難しいと思いますので、「まずは気に入った愛着の持てるカメラを選ぶ」「たくさん撮って、撮りたいイメージに近づける方法を知る」その後に自分のジャンルが決まってくれば、それに合わせた機種を購入するという方法が最終的に一番失敗がありません。
昔はカメラは一生モノと言われていましたし、どのカメラを使っても結果的に画像を記録するのは同じフィルムでした。
しかし、現在はイメージセンサーが各メーカごとに違っており、画像の処理を行う映像エンジンのアルゴリズムも年々進化している為、レンズはある程度は長い期間で使えても、本体(ボディ)はどんどん進化していきます。
その為、あなたがある程度の基本を身につけて、撮りたいものを絞った時にその時点で良いものを購入すればよいだけです。
もちろん予算も潤沢で重い機材でも問題ないなら、最初からフルサイズ機を購入すれば良いのですが、なければ写真撮影で基本をマスターし易いカメラを購入しておけば大丈夫です。
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画質を決める撮像素子イメージセンサーサイズの考え方
イメージセンサーサイズの種類
カメラのイメージセンサーサイズですが、レンズ交換式ではないコンパクトカメラやスマートフォンでは一般的に非常に小さなセンサーが使用され、一眼レフやミラーレス一眼などレンズ交換式ではやや大きなのセンサーが使われています。
一部の例外を除いてコンデジやスマートフォンのイメージセンサーはスマートフォンなどの1/3インチ、コンパクトデジカメなどの1/2.3インチ、高級コンデジの1インチがあります。4Kを撮影できるドローンやアクションカメラも多くは1/2.3インチが中心です。
そして、レンズ交換式カメラでは35mmフルサイズ、APS-C、マイクロフォーサーズが一般的です。
フルサイズは商品価値を持たせる戦略もあると思われますが、他のセンサーサイズに比べて高画素、高画質、高感度時のノイズ耐性が特徴と言われています。
実際のサイズは下記のようになっています。
イメージセンサー規格 | 実際のセンサーサイズ |
35mmフルサイズ | 36mm-24mm |
APS-C | 23.6mm-15.8mm (CANON 22.4mm-14.9mm) |
マイクロフォーサーズ | 17.3mm-13mm |
1インチ | 13.2mm-8.8mm |
1/1.7インチ | 7.6mm-5.7mm |
1/2.3インチ | 5.9mm-4.4mm |
1/3インチ | 4.8mm-3.6mm |
車がステータスシンボルだった時代には「いつかはクラウン」なんて言われていたこともあるようですが、デジタル世代のカメラ好きにとっては「いつかはフルサイズ」といっても過言ではありません。
その影響もあってか、一部のカメラユーザーの中には高級カメラを使うことにステータスを感じ、2大メーカー(キヤノン・ニコン)が展開しないマイクロフォーサーズを「画質が悪い」「オモチャ並み」「最低でもAPS-Cは必要」などと馬鹿して、自己満足に浸るユーザーも一部存在しています。
しかし、現在ではセンサーの製造技術や画像処理エンジンの進歩により、書き出される写真の画質は大きく向上しています。
比較するとサイズの小さなマイクロフォーサーズとはいえ、APS-Cとの比較であれば絶対的な画質差が出るほどではありません。
もちろんコンデジなどに比べるとセンサーサイズは格段に大きく、日中の屋外などで「使えない」などと思うことはないでしょう。
まして、フィルム時代のISO50から400相当で撮影し、手振れ補正もなく風景写真はF16以上に絞って三脚が必須なんて時代を知っていると、現行のマイクロフォーサーズや1インチセンサーはISO1600程度の高感度なら十分に常用できるレベルとなっています。
イメージセンサーのサイズで発生する違いとは
同世代のカメラであれば、フルサイズがそれ以下のセンサーに対してノイズレスで高画質なことは確かですが、その分だけ価格も跳ね上がり、サイズや重量も変化します。
ただ、世代の違うモデルであればマイクロフォーサーズでもシーンによってフルサイズに比肩する画質といえなくもない為、求める画像の品質とコストを考えるとユーザーによって「どのカメラがベストであるか」は異なっています。
確かにフルサイズとマイクロフォーサーズでは「被写界深度の差(ボケにくい)」や「高感度ノイズ(暗い場所に弱い)」など小型のセンサーの苦手な部分はある反面、「接写(被写体に寄れる)が得意」であったり、「パンフォーカス(近景から遠景までピントが合った写真)にしやすい」「安価なレンズでも周辺までの描写が均一になりやすい」など得意な分野があります。
また、コスト面でも比較的安価で高品質・高画質な単焦点やズームレンズが豊富な点も魅力で、気軽に様々なレンズと触れ合うことでレンズ交換式の楽しさを実感することができるでしょう。
中間的なAPS-Cはというと、確かに優れたバランスのセンサーであると感じる部分は多いです。
しかし、残念なことに肝心の2大メーカーはAPS-Cはあくまで初心者向けと考えているのか、APS-C用の高品質のレンズをほとんど開発していません。望遠はフルサイズ用を使用すれば問題ないのですが、広角側は画質にこだわる際や明るいレンズを使用したい際に不満が残ることが多いでしょう。
また、同じメーカーでフルサイズ用のレンズをAPS-Cのボディで使用することは可能ですが、逆にAPS-Cレンズをフルサイズでは使用できませんので、フルサイズに移行する際には新たにレンズを買い直す必要があります。
そう考えるとAPS-Cをメインで使用したいのであれば2大メーカーではなく、独自性を持ったフジフィルムなどAPS-Cをメインとするメーカーを選択すると満足できる可能性が高いです。
センサーサイズを当ててみよう
ちょっと息抜きに何枚かの写真を用意してみましたので、それぞれのセンサーサイズを当ててみてください。
すべて私自身が撮影したもので、RAWで撮影したものをAdobe Lightroomで簡単に現像しています。
1、「水田の菜の花」四万十市高知県
2、「麦の丘」美瑛町北海道
3、「輝く丘で」美瑛町北海道
4、「夏に歩いた道」四万十市高知県
5、「秋の小道」美瑛町北海道
さて、皆さんはこのサイズの写真を見て、センサーサイズが分かりましたでしょうか。
レンズとボディーは新旧世代織り交ぜて1200万画素〜1600万画素のカメラで撮影した写真です。
実は上の写真にフルサイズのイメージセンサーで撮影した写真は1枚もありません。
それどころか2枚はアクションカメラとドローンの1/2.3インチセンサーカメラのRAWで撮影したものです。
意外に思われるかもしれませんが、厳しい条件での撮影や全紙など大きく出力された写真でもなければ、一般的にパンフォーカスが多い風景写真の分野において、同じサイズで表示した際やA4程度のプリントでセンサーサイズを見分けることはプロの写真家でも難しくなってきています。
条件によってはスマートフォンで撮影したものでも、フルサイズと見分けがつかない事もあるのです。
もちろん等倍に拡大し、暗部のノイズを比較するなど粗探しをすればなんとでも言えるのですが、私は個人的に「写真を楽しむなら画質競争ではなく書き出された絵が評価できるかどうか」と考えています。
実際に10年ほど前なら1000万画素程度のカメラで撮影し、普通に全紙印刷も行っていましたので、現行のカメラが初心者から中級者が画素が不足するケースは少ないと言えます。
最近では一部で4Kや8Kモニターで写真を鑑賞するという楽しみ方もありますが、8Kは3300万画素ほど必要となりますが、4Kであれば等倍で800万画素クラスですので、少し前のマイクロフォーサーズであっても十分に対応できます。
それでは上の写真のイメージセンサーサイズの答え合わせです。
1、「水田の菜の花」四万十市高知県
ISO115 F2.8 1/160s -0.3 4.5mm
カメラ:DJI FC2103
センサーサイズ 1/2.3インチ
「DJI FC2103」というとあまり聞き覚えのないカメラとだと思われますが、DJIのドローンMavicAirのカメラです。
35mm換算で24mm、絞りすらない1200万画素の1/2.3インチイメージセンサーカメラですが、RAWで記録した画像は夕景でもなかなか粘りを見せます。階調表現が綺麗なディスプレイを使用している方なら気が付いたかもしれません。
2、「麦の丘」美瑛町北海道
EF-28-80 F2.8-4L
カメラ:EOS-50D
センサーサイズ APS-C
少し古いキヤノンの1600万画素クラスのAPS-Cカメラです。
7Dシリーズ登場以前のAPS-Cフラッグシップでもあります。
レンズはフィルム時代89年の初代Lレンズを使用しました。
3、「輝く丘で」美瑛町北海道
ISO200 F9 1/6s
カメラ:DMC-GF2
センサーサイズ マイクロフォーサーズ
総画素数1306万画素のコンパクトなミラーレス一眼。
ミラーレスカメラの中でも初期に近い時期のカメラにキットの単焦点レンズでの撮影ですが、条件が合えば非常に解像感のある写真が撮れます。
4、「夏に歩いた道」四万十市高知県
2.7mm iso100 F2.8 1/6400s OSMO Action
センサーサイズ 1/2.3インチ
こちらもあまり聞き覚えのないカメラとだと思われますが、DJIのアクションカメラ「OSMO Action」で撮影した写真です。
超広角となる35mm換算7mmです。4万円程度で購入できるアクションカメラですが、
フルサイズで7mm近い魚眼レンズは普通に10万円程度はすると考えると、以外と画質も悪くない印象ではないでしょうか?
私もよく持ち歩いているので、超広角レンズがカメラがバッグにない時にはアクションカメラで撮ることも多いです。
5、「秋の小道」美瑛町北海道
12-50mm F3.5-6.3 IOS200 1/80s E-M5
センサーサイズ マイクロフォーサーズ
初代OM-DのE-M5で撮影。12-50mm F3.5-6.3というあまり人気のなかったキットレンズの標準語ズームですが、防滴防塵で使いやすいレンズでした。
描写も可もなく不可もなくといった印象のレンズですが、あなたの評価はいかがでしたか?
センサーサイズや画質もジャンルが変わると評価も変わる
レンズ交換式カメラ(静止画)のジャンルでいうと、マイクロフォーサーズは小さなセンサーではありますが、動画ジャンルでいうと逆に高画質センサーの部類に入るため、ハリウッドなどで映画の撮影などにも使用されています。
また、ドローンによる空撮のジャンルでも一般的に4kの高画質動画が撮影できると言われるDJI社のドローンの普及機は1/3インチ、プロなども使用することがあるDJIのphantom4ProやMavic2Proで1インチです。大型の機体でInspire2となってやっとマイクロフォーサーズが使えるようになります。
意外と面白いのは通常35mmフルサイズのカメラを使っていて、マイクロフォーサーズを散々にけなしている方が、ドローンを使うときは1インチの「Mavic2Proは高画質で十分カメラとして使える高画質」などと言っていることも多々あります。
そう考えると画質は絶対的なものではないということがよくわかります。結局は鑑賞する人の求めているもの次第といっても良いでしょう。
実際のカメラの選び方
初心者の方がいざカメラを選ぶ際に何を参考に選べば良いのでしょうか。
選び方はいくつもありますが、まず初心者は「写真撮影を楽しめる」ということが上達のポイントと考えられますので、いくつか選び方のコツを上げてみましょう。
画質や階調性優先で選ぶ
資金的に比較的余裕を持っており、体力もある方ならフルサイズの一眼レフ。コンパクトさが欲しいならミラーレス一眼で、レンズもそれに見合った標準ズームと単焦点という選択もありかと思います。
本気でスタジオカメラマンなどを職業にしたい方や少しでも高画質で撮影したい。他の方よりも良いカメラを持ちたいという方には普及率などから「キヤノン、ニコン」のフルサイズモデル。
軽量コンパクトで行きたいならソニーなどがユーザーも多く安心です。
シャッターチャンスやハンドリングで選ぶ
ちょっと写真を初めて見ようかなと思ったものの、常に重く大きなカメラは持ち歩きたくない。
極力フィールドでレンズ交換が不安なのでボディに標準と望遠を付けて2セット持ち歩く。
予算は少なめだけど、一通りレンズやシステムを揃えたい。
そういった方はマイクロフォーサーズカメラがオススメです。
特に普段からカメラを気軽に持ち歩けることは、いざ良いシーンに出会った時に大きな差となります。どんな高級カメラを所有していても持ち歩いていない為に撮影できなければ意味がありません。
絶対的な画質よりもシャッターチャンス優先という組み合わせですが、必要十分な画質は確保されておりますので安心して使用できます。
センサーサイズのイラストの通りコンデジの1/2.3インチセンサーとマイクロフォーサーズを比較しても分かると思いますが、ときおり極端な方が言うような「マイクロフォーサーズはコンデジやスマホと変わらないオモチャ」「最低でもAPS-C」というような極端な差にはなりませんので、安心して導入されても大丈夫です。
画素数と常用感度は控えめではありますが、その分だけストレージ(保存容量)を圧迫せず、現像用のPCのスペックに要求するものが少ないなど、コストを抑えられる点も魅力です。
また、300mm F4+MC-2などで35mm換算1200mmでも、キヤノンのフルサイズに望遠ズームを装備したのと重量やサイズに大差がないため、ステップアップ時に広角(ワイド)から標準域はフルサイズ機に任せ、飛び道具的にマイクロフォーサーズを使用するという二刀流も可能です。
特にオリンパスのOM-Dなど上位機種の手振れ補正は倍以上の価格のフルサイズ機と比較しても強力で、それなりの技術があれば数秒の長時間露出(シャッター速度)でも手持ちで撮れてしまうほどです。
高画質の動画にも興味のある方はパナソニックのGHシリーズでもレンズが使用できる点もポイントです。
愛着や映像エンジンの特性で選ぶ
写真を楽しむという意味では「気に入ったデザインのカメラであること」「イメージに近い画像を書き出せること」は非常に重要なポイントといえます。上級者や自分のジャンルが確定してくれば、次第に撮影したいものに合わせて機材を選ぶことになりますが、これから始めるならまずはカメラを使って色々なものを撮ってみることが上達の近道です。
初心者の方なら、最初はRAW現像までは考えていないユーザーも多いことでしょう。
中級者の方でも明確な理由がないなら、写真を楽しむ際にそれほど画質や高感度にこだわる必要はありませんし、カメラの画質マニアでもない限りある程度のノイズも味として楽しむことができます。
お気に入りのカメラでイメージ通りの写真を撮影する。インスタグラムで人気のフォトジェニックなフィルターをかける。カメラ内の現像を楽しむといった用途なら、マイクロフォーサーズやAPS-Cをデザイン優先で選ぶのも非常に良い選択です。
個人的には身軽に旅行し、撮って出しのJPEGをSNSで共有する用途なら、富士フィルムのカメラが持つフィルムシミュレーションもおすすめです。
動き回る被写体を高速連写とAFで追うような用途にはやや不向きですが、風景や静物の描写はプロも納得する画質です。
ステータスやブランドで選ぶ
本来の趣旨からは離れてしまっているようにも感じますが、カメラもファッションやアクセサリーとして選んだり、撮影スポットで周囲の上級者にドヤ顔されたくない。ちょっと良いものを持ちたいという方は誰でも知っているキヤノンやニコンのフルサイズ上位モデル。
またはLEICA(ライカ )のSL-Systemなどもオススメです。
ただし、ライカSL-Systemなどはお値段がボディで80万円、標準ズームレンズが60万円クラスです。レンズはともかく本体が2、3年で新製品と交代するデジタル時代のカメラとしてはコストパフォーマンスが悪すぎるように感じます。
とはいえその特徴ある階調表現など、ライカ独自の高い魅力があるのは確かなので、沼に入ってみたい方は覗いてみてください。
初心者のカメラの選び方の結論
車でも「ドイツ車が本当の車」「軽自動車なんかに乗りたくない」なんて軽自動車をバカにしたりするユーザーがいます。バイクでも「ハーレーだけがバイク」などと言ったり、そんなタイプの方はカメラもフルサイズの上位のものを揃える方が幸せになります。
しかし、私個人の感想としては資金的な余裕があるなら、適材適所で使い分ける方が良いことが確かな方法です。
とはいえ、これから始める方が適したカメラを選ぶことは難しいでしょう。
そこで、スタジオや商品撮影を含めてプロカメラマンを目指すなら、機材の互換性などもありプロユーザーも多い為、情報が豊富なフルサイズでキヤノン、ニコン。
一人で写真作家(芸術・動物・風景写真家)として撮影する場合はミラーレスのα7シリーズやOM-D、フジのXシリーズなどを使う方も多くなっていますので、こちらはプロを目指す方でも特にどれでなくてはということはありません。
次に初心者の方で最低限カメラを揃えるポイントは「デザインや操作感を含めて、自分が気に入ったカメラを使うこと」。
そして、たくさん撮影してカメラの扱いに慣れていくことが大切です。
これは意外と重要で「愛着を持てないカメラ」では結果的に撮影をしなくなってしまうことが理由です。
そうなると高額なハイスペックのカメラを買っても意味がありませんよね。
もう少しだけヒントを出すなら「一番安い入門機ではなく、できれば中級くらいの機種」を買うことをお薦めします。
中級くらいのモデルを選ぶ理由は「初心者向けのモデルはスマホやコンデジと同じで、基本カメラ任せのオートで撮影することが前提となっている」ことが理由です。使用されているイメージセンサーや画像処理システムもコア部分は同じであれば、一般的な条件であれば入門機でも同じ中級機やフラッグシップモデルと写真を撮ることは可能です。
しかし、ショートカットキーや設定ダイヤルがなかったり、少なかったりすることで、シャッター速度や絞り、感度の調整を行って好みの写真を撮影する際、毎回液晶パネルで設定を表示させて面倒な変更を行う必要があります。
細かな設定を行うには上級撮影モード的なものを呼び出す必要があり、毎回それを呼び出すことが面倒で何のためにレンズ交換式のカメラを持ているのかわからなくなります。撮影に慣れて知識がついてくるに従って、よりそれがストレスになってきます。
中級や上級モデルであればパラメーターの変更があらかじめダイヤルに割り当てられているため、ファインダーを覗きながら数秒で設定を完了することができます。そうすることでストレスのない撮影が可能になるため、結果的に撮影を楽しむことができ、それが写真の上達にも繋がることになります。もちろん面倒な時にはオートモードを使用することもできます。
私が今、初心者にカメラを選んであげるのであれば、フィルムカメラの雰囲気が好きならフジフィルム。それ以外なら予算に合わせてフルサイズかマイクロフォーサーズのファインダー付きモデルを選ぶことをオススメしています。
さて、あなたはどのカメラを選びますか?
ぜひあなたに合った1台を選び、思い出に残る写真を撮影できることを願っています。