10月6日になりますが、石鎚山の山頂の紅葉を撮影に行ってきました。
当日は幸い天気にも恵まれ、イメージに近い撮影を行うことができました。
帰宅後の現像についても、表現したい部分は再現することができたと感じ、先日に引き続き審査制写真サイトの「ONE EYELAND」と、新たにアカウントを作成した同様に審査制写真サイト「1x」にて投稿を行なって、無事に審査を通過することができました。
今回チャレンジした「1x」も「ONE EYELAND」と同じく、世界で最も審査の通過が難しいサイトと言われています。
国内のSNSで企業アカウントがフューチャーしてリツイートするものと違い、実際に審査を行うのは何万点ものアート写真を評価し専門に取り扱っているキュレーターです。
審査を通過するためには最低限のクオリティ。つまり技術的なラインをクリアしていることは当然として、撮影者が被写体を通じて何を表現しているのかを感じ取ることができる作品でなければ、通過が難しいと言われています。
こちらに掲載される作品ですが、ONE EYELANDと同様に日本の写真らしい「真実を写す」的な記録風な写真より、作品として表現したいものを描いたアート的な写真が主流です。
そういったこともあって、国内の写真ファンに散見されるドキュメンタリーや報道写真のような「写真は真実を写すもの」「撮って出し史上主義」的な傾向があると、技術以外にもさらにハードルが高くなってしまうように感じます。
ただ、1xやONE EYELANDは一般的な写真共有サイトやSNSに見られるような「投稿者の認知度」や「フォロワー数」。「ハッシュタグの戦略」や「投稿時間などを優位性」などがなく、実際に審美眼を持ったキュレーターが純粋に作品を審査してくれるというメリットがあります。
それは私のようなSNSやメディアなどでも全く知名度のない作家にとって、自身の作り出す作品が世界のアート写真業界のなかで、実際に評価されるに値するレベルに達しているのかを図ることができる、数少ない指標になるものであると感じています。
もし、これを読んでいる方が自己満足ではない写真の世界を追求してみたいなら、自分の写真表現を武器にチャレンジしてみても良いのではないでしょうか。