こちらのページでは幡多十景のうち、高知県四万十市にある幡多十景、平野海岸を紹介していきます。
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幡多十景とは
幡多十景とは昭和28年(西暦1953年)11月16日、高知新聞社が主催となって読者投票で選定された高知県西部幡多エリアにある10の景観に優れたスポットです。
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四万十市とは
高知県西部の中心都市で、高知市、南国市に次ぐ高知県第3の都市です。
中心街となる中村は平成の大合併により中村市だったエリアとなります。
中村の始まりは1468年(応仁2年)9月、応仁の乱で土佐に下った一条教房(いちじょう のりふさ)が、海路土佐に下向し、幡多荘に入ったことから始まります。
その後、幡多荘の中心となっていた中村に邸宅を構え、中村館、幡多御所などと呼ばれたことから、現代も四万十市の中村は土佐の小京都とよばれています。
1946年(昭和21年2月21日)の南海地震で市街地が被災したため、古い町並みは殆ど残っていませんが、大文字焼きなど色々な風習が残っています。
平野海岸と平野サーフビーチ
白砂の海岸で遠浅のため、潮干狩や海水浴の適地となっています。
長さは400mほどで、お隣の黒潮町にある入野海岸のような、数キロのロングビーチではありませんが、安定した波でサーフィンのスポットとして全国レベルで人気が高い「平野サーフビーチ」と隣接しているコンパクトな「平野海水浴場」があります。
平野海岸
平野海岸の方は特に駐車場などもなく、シーズンオフにはひっそりとした海岸です。
サーフビーチの上にある駐車場から少し歩いてアクセスできます。
海に近い部分は白砂ですが、道路側は河原のような砂利となっています。
4WDの車であれば、海岸の横までつけることができますが、急坂で道路幅も狭いため、スタックして身動きできなくなる事もあります。
できればサーフビーチ側から歩いた方が無難です。
平野サーフビーチ
一方、サーフビーチでは「高知県知事杯サーフィン大会」なども開催されるほど、サーファーたちには人気のスポットです。
冬であってもローカルや関西方面からのサーファーで賑わいます。
なんでもプロサーファーやサーフィン好きな芸能人が訪れることもあるとかないとか。
サーフビーチ側には大きく綺麗な駐車場があり、トイレ・自動販売機・有料シャワーが備えられています。
また、WEBカメラも設置されており、出発前に波をチェックすることができます。
車で少し走れば、近隣には日帰り温泉としても使える宿「四万十いやしの里」や人気のオートキャンプ場「とまろっと」などがあり、近隣は公園として整備されており、ドッグランやテニスコートなどをかりることもできます。
「平野海岸(平野サーフビーチ)」へのアクセス
土佐くろしお鉄道 中村駅から車で15分ほど。
少し狭い道もあるので、スピードは控えめに。
その他の幡多十景との位置関係はこちら
まとめ
幡多十景「平野海岸」サーフィン好きの方には垂涎のスポットですが、夏を除けば一般の観光客は少ない様子。
とても素敵な場所だということは分かります。
しかし、このSNS時代に映える絶景と言えるかは少し難しいかもしれません。
昭和28年当時、当時は四万十市中村から土佐清水市まで片道3時間以上かかった時代です。
幡多十景には土佐清水市が入っていない事もあり、現代の幡多十景を選出すると少し弱いスポットのような気がします。
逆にサーフスポットとしては素晴らしいビーチですので、サーファー仲間などに許可を得てサーフ系のポートレート撮影するのは楽しそうです。
とはいえ、季節によっては素晴らしい写真を撮ることもできそうなポイントですので、良い写真を撮ることができたら追記していきたいと思います。
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