幡多十景を訪ねて「入野海岸」(黒潮町 旧大方町・入野の松原付近)

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幡多十景「入野海岸」

 

こちらのページでは幡多十景のうち、観光地としても有名な高知県黒潮町の「入野海岸」を紹介していきます。

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幡多十景とは

幡多十景とは昭和28年(西暦1953年)11月16日、高知新聞社が主催となって読者投票で選定された高知県西部幡多エリアにある10の景観に優れたスポットです。

幡多十景についての情報とその他の幡多十景についてはこちらから

幡多十景「昭和中期に選ばれた高知西部の絶景」
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黒潮町とは

高知県幡多郡黒潮町は、平成18年3月20日に大方町と佐賀町が合併して新しく誕生しました。
高知県の西南地域にあり、現在の幡多エリアの中では最も東部に位置し、高知方面から国道56号線や高速道路でアクセスした場合、必ず訪れるであろうポイントです。

他の幡多十景では下津井渓谷がありますので、厳密に行政区分で表記すると四万十町が最も東といえるのですが、下津井渓谷が存在する旧大正町は四万十市の北側に位置しており、アクセス面では黒潮町が有利と言えるでしょう。

ここは平成の市町村合併による区分変化ですね。

このエリアの幡多十景は、旧大方町と旧佐賀町にそれぞれ1つずつ存在する形になっています。

 

黒潮町の幡多十景「入野海岸(いりのかいがん)」

入野海岸は通称「月見ヶ浜」とも呼ばれる長さ4キロに渡る海岸です。

その名の通り月の名所でもある砂浜です。

美しい白砂の浜の海岸で、昭和3年(1928年)に入野海岸と入野松原が国の名勝指定を受け、平成8年には海の日制定記念による「日本渚・百選」にも選ばれています。

入野海岸

入野海岸

早朝の入野海岸

早朝の入野海岸

私も幼少期に家族で入野海岸まで遊びに来ては、裸足で散歩をしてみたり、お正月に凧揚げをしたりして楽しんだ想い出があり懐かしく感じます。

私にとって「砂浜」とはこういうものという初めのイメージになっていた浜でもあります。

幡多エリアで育った人にとっては、高知の桂浜よりも馴染みがあり、親近感のある海岸と言えますね。

 

月夜の入野海岸

月夜の入野海岸(右奥)と浮鞭海岸(手前)

 

 

 

ゴールデンウィークのTシャツアート展・砂浜美術館

毎年、入野海岸ではゴールデンウィークに砂浜を美術館として見立て、たくさんのTシャツをキャンバスとして展示しするTシャツアート展が開催されます。

海風にはためくTシャツの姿は必見。

Tシャツアート展

Tシャツアート展

 

また、ゴールデンウィーク前後の数日間だけ、満潮時に砂浜に打ち寄せた海水が水鏡のようになり、展示されたTシャツを映すという不思議な景色も見ることができます。

波打ち際のTシャツアート

波打ち際のTシャツアート

 

天候に恵まれず良い状態で撮影できませんでしたが、穏やかな晴れた日であれば綺麗に映った空とTシャツを眺めることができます。

 

空を映す入野海岸

空を映す入野海岸

1989年の発端から30回を超えるTシャツアート展。
参加してみたい方は事前に申し込むことで、ご自身でデザインしたTシャツを展示することも可能です。

 

※2000年よりコロナ禍により、開催時期を変更しております。
詳しくはNPO砂浜美術館までご確認ください。

砂浜美術館 | SEASIDE GALLERY

住所 〒789-1911 高知県幡多郡黒潮町浮鞭3573-5 ビオスおおがた情報館内 TEL 0880-43-4915(9:00~17:00)

 

入野海岸はサーファーにも人気

サーファーたちにも人気のある白砂の海岸は必見です。

車で簡単に移動できる距離にも人気のサーフスポットが複数あり、関西方面から週末に車で訪れて拠点として利用される方も多いです。

現在では景勝地としてだけではなく、サーフィンのために黒潮町に移住してくる人も珍しくありません。

沖に向かう流れがあるようですので、サーフィンをされる方は看板などを確認するようにしましょう。

また、海水浴は近隣の浮鞭(うきぶち)海水浴場もおすすめです。

入野海岸のサーファー

入野海岸のサーファー

 

入野海岸の波

入野海岸の波

 

 

 

 

道の駅「ビオスおおがた」を拠点に入野海岸でアウトドアも楽しめる

海岸線に沿って続く松原も印象的です。

松原のそばにはキャンプ場があり、夏場は風景と松の香りを楽しみながらアウトドアライフを楽しむことができます。

入野海岸の松林

入野海岸の松林

 

入野海岸近くの国道側には道の駅「ビオスおおがた」や宿泊施設「ネスト・ウエストガーデン土佐」も併設され、少し離れたところには波の静かな浮津海水浴場もあります。

 

道の駅ビオスおおがた

道の駅ビオスおおがた

ちなみにキャンプ場の受付はこの「ビオスおおがた情報館」で行いましょう。

道の駅のレストランや売店で販売されている「カツオのたたきバーガー」は意外といけますので、ぜひお試しください。

※キャンプ場の受付は「ビオスおおがた情報館」にて対応しています。

1区画あたり520円(2021年夏現在)
利用期間は4月1日~10月31日(11月~3月はクローズ)

 

 

「入野海岸」へのアクセス

 

 

四万十町中央ICから国道56号線を四万十市方面へ約50分
砂浜美術館 | SEASIDE GALLERY

その他の幡多十景との位置関係はこちら

 

今回紹介した「入野海岸」。
幡多十景の中では高知市から四万十市方面へ向かう際に必ず通るポイントです。

町内のもう一つの幡多十景、「鹿島ヶ浦」と同様に国道沿いに位置することから、アクセスも非常にしやすくなっています。
周辺施設も充実していることから、メインの観光地としてはもちろん。
幡多エリア観光の拠点や休憩スポットとしても優れたオススメのスポットです。

 

※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新の情報は黒潮町観光協会や砂浜美術館 へお問い合わせください。
また、本記事に記載されている写真や本文の無断転載・無断使用を禁止いたします。

 

 

 

幡多十景「昭和中期に選ばれた高知西部の絶景」
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